Windows Storage Server 2016 Standard Edition/Intel Celeron搭載 4ドライブ 1Uラックマウント法人向けNASHDL-Z4WPDRシリーズ

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HDL-Z4WPDRシリーズ

HDL-Z4WPDRシリーズは、Intel Celeronを搭載し、OSにWindows Storage Server 2016 Standard Editionを採用した法人向けNASです。Standard Editionのみ利用できる重複除去機能だけでなく、セキュリティ機能が強化されたSMB3.1.1、標準のマルウェア対策ソフトWindows Defenderなどをご利用いただけます。
また、信頼性の高いNAS専用HDDを採用し、常時稼働する際に課題となる熱や電力消費を低減します。

商品をより安心してご使用いただくため、HDDを含めてご購入より3年間保証いたします。

※表記の容量は、装置容量です。使用するRAIDモードによって、利用可能な容量は異なります。詳しくは、本ページ下部の特長をご覧ください。

型番 JANコード 仕様 価格 保守 サポート/取説 備考
HDL-Z4WP4DR 4957180126913 4TB   グリーン購入法 ¥279,290
(税抜¥253,900)
ISS サポート  2022/4/27生産終了  後継品HDL4-Z22SATB04U
HDL-Z4WP8DR 4957180126920 8TB   グリーン購入法 ¥305,800
(税抜¥278,000)
ISS サポート  2021/12/8生産終了  後継品HDL4-Z22SATB08U
HDL-Z4WP16DR 4957180126937 16TB   グリーン購入法 ¥382,800
(税抜¥348,000)
ISS サポート  2022/4/27生産終了  後継品HDL4-Z22SATB16U
HDL-Z4WP32DR 4957180126944 32TB   グリーン購入法 ¥602,800
(税抜¥548,000)
ISS サポート  2022/4/27生産終了  後継品HDL4-Z22SATB32U
  • 表示価格と商品全般について ※取扱説明書やQ&A、ソフトウェア等の各種ダウンロードは 取説・Q&A・DLを、保守サービスをご検討の方は 保守をクリックしてご覧ください。
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Windows Storage Server 2016を搭載

ファイルサーバー機能に特化したWindows Server

「Windows Storage Server 2016」は、Windowsサーバーをベースとしたファイルサーバー専用のOSです。特にActive Directoryを導入している環境でサーバーおよびクライアントと高い親和性があります。

Windows Storage Server

Windows Storage Serverのメリット

■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
Active Directory連携の詳細はこちら

■CALが不要だから低コスト!
Windows Serverの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)の購入が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はCALが不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。

CALが不要なため低コストで導入が可能

■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
対応ソフトウェアはこちらを参照ください。
LAN DISK対応ソフトウェア一覧

SMB 3.1対応でWindows 10との通信セキュリティが向上

最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.1.1」に対応。クライアントOSがWindows 10の場合、機能を最大限に利用できます。
プロトコルの詳細はこちら

ファイル共有プロトコル対応関係表

OS標準のマルウェア対策ソフトを利用可能

Windows Storage Server 2016は、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。

Standard Editionの特長

データ重複除去機能によりディスクを効率利用

データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)~90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋

重複データを削除して保存容量をアップ

ユーザー利用制限数が無制限

Standard Editionは、一定期間中にNASへアクセスできるユーザー数が無制限であるため小~中規模事業者でのご利用はもちろん、大規模事業者でのバックアップや部門サーバーとしても活用いただけます。

■性能比較

Edition Standard Edition Workgroup Edition
ユーザー利用制限数※1 無制限 50名
推奨同時接続台数※2 50台 50台

※1 ユーザー利用制限数

マイクロソフトが規定しているユーザー数制限。エディションにより一定期間中にアクセスできるユーザー数の上限が定められており、Workgroup Editionでは50名、Standard Editionは無制限となっています。
※Workgroup Editionでは90日以内にアクセスが無い場合は 別のユーザーに割り当てることが可能です。

※2 推奨同時接続台数

同時にデータを読み書きした場合にも、一定のパフォーマンスを維持できる目安となる台数。当社が実際に行った検証結果では、CPUにCeleronを搭載したモデルの場合、50台の同時接続でもエラーなく読み書きできることを確認済みです。

オフィス規模に応じた快適なプラットフォーム

Intel Celeronを搭載

Intel Celeron搭載

本商品は、CPUにIntel Celeron プロセッサー(1.60GHz Quad Core)、4GBのメモリーを採用したスタンダードモデルです。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮し、大規模オフィスでの利用に最適です。

RAID機能で万一のハードディスク故障に備える

4台のハードディスクを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくHDDの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。

  RAID 0 RAID 5
(出荷時設定)
交換用カートリッジ
利用可能な容量 4TBモデル 4TB 3TB HDLZ-OP1.0R
8TBモデル 8TB 6TB HDLZ-OP2.0R
16TBモデル 16TB 12TB HDLZ-OP4.0R
32TBモデル 32TB 24TB HDLZ-OP8.0R

万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。

RAID機能で万一のHDD故障に備える

※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。

運用に応じたディスク活用

マルチディスクモードは、4つのドライブを独立管理し各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。3つのハードディスクドライブには共有データを保存し、残りの1つはバックアップに使用するなど、柔軟な運用ができます。
さらに、記憶域プール機能により複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用することも可能です。

マルチディスクモード

「NICチーミング」で安定通信と対障害性の向上を実現

4つのLANポート(NIC)を1つのポートとして認識して利用することができます。

通常時は4つのポートで通信を分散処理するため、アクセス数が多くても安定して通信することができます。いずれかのLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。

異なるセグメントで共有利用できる

4つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。

4つのLANポートを搭載

サーバー室への設置に便利なラックマウントモデル

ラックマウント

米国EIA(米国電子工業会)の規格に準拠した19インチ1Uラックマウント対応モデルです。ラックで関連機器を集約すれば、ケーブルの接続が良くなり盗難防止も役立ちます。また、取り付けに必要なラックマウントレールを標準添付しています。

取り付け手順

取り付け手順イメージ

クリップナット

※取り付けに際しては、ご使用のラックに対応したクリップナット(前面6個、背面4個)が別途必要です。(M5×8ネジ対応の物が8個、M5×15ネジ対応の物が2個)

ビジネスを止めない仕組み

ダウンタイムを最小限に抑えるリレーNAS

リレーNASとはLAN DISK Zを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、LAN DISK Zの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。

ビジネスを止めないリレーNAS

NASの設定情報もコピーできる「クローン for Windows」

本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なLAN DISK Zのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。

<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!EOSを迎えたWindows Server OSを搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。

⇒「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。

バックアップソフトをダウンロード可能

Windows Serverバックアップが利用可能

Windows Storage Server 2016 Standard Editionの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。

※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、当社のLAN DISK Zシリーズ、およびLAN DISK H、Xシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。

USBポートに外付ハードディスクを増設可能

Azure Backupを利用した災害対策

Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。

※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。

クライアントPC用バックアップソフト3ライセンスを無償で利用可能

クライアントPCのデータを一元的にバックアップできるNASには、バックアップソフトが欠かせません。本商品ご利用のお客様は、クライアントPC用バックアップソフトもご利用いただけます。

※ソフト本体とライセンス情報は、ユーザー登録サイト 「IOPortal」より提供しております。

<ActiveImage Protector Desktop Edition>
・クライアントPCのハードディスクを読み出し、圧縮してLAN DISKに送信
・データだけでなく、Windowsシステム・アプリケーション・設定情報も含めたバックアップが可能(イメージバックアップ)
・何も書かれていない状態のハードディスクに復元することも可能(ベアメタルリカバリ対応)
・容量が足りなくなった場合でも、LAN DISKにバックアップされていたイメージを大容量ハードディスクに復元することで容易に容量拡張が可能
・クライアントインストール数3ライセンス

ActiveImage Protector Desktop Editionのシステム要件は、アクティファイ社サイトを参照ください。※対応OSは<オペレーティング システム(デスクトップ)>をご確認ください。

パソコンのバックアップ対策

●商品版との違い
・機能:商品版と同じ
・サポート体制:1年間の通常サポート

【年間サポートサービス】
技術サポートサービス:アクティファイ社の営業日、サポート時間にe-mail、FAX、電話のお問い合わせに対応します。
アップグレードプロテクション:ご契約期間中にアップグレードがあった場合、アップグレード版を無償でダウンロードしていただけます。

Windowsサーバー環境と連携する様々な機能

Windows Storage Server 2016は、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。

iSCSIのストレージとして使う

ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。

iSCSIのストレージとして使う

iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。

※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)

共有フォルダーのシャドウコピー機能を搭載

管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。

共有フォルダのシャドウコピー機能を搭載

管理者向けの機能も充実

2つの方法でメンテナンスができる

<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。

<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。

設置場所にディスプレイやキーボードなどを持ち込まなくて良い

専用管理ソフトで簡単に設定を変更可能

専用管理ソフトで間単に設定を変更可能

インストール済の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。

<ZWSマネージャーで設定可能な項目>

設定可能項目 備考
RAIDモードの変更 データボリュームのRAIDモードを変更できます。
本体ファン回転数と内部温度 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。
メール設定 本体の情報を発信するメール通知の設定が行えます。
<温度異常の通知>
<ハードディスク障害>
<FAN 異常>など
Func.ボタン設定 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。
<Func.ボタン>
Func.ボタン
HDDアンプラグ設定 ハードディスクの故障時に、故障ハードディスクの取り外し処理を行うことができます。
スケジュール設定 NASを起動・終了する曜日や時刻の設定ができます。
省電力設定 内蔵・外付けの各ディスクに対してアクセスされなくなってから、スピンダウンを実施するまでの時間を設定できます。

「3つの安心」でビジネスをしっかりサポート

信頼性の高いハードウェアをはじめ、毎日の運用を支援するソフトウェアからサービスまで、ビジネスNASに求められる全ての要素を万全の体制でしっかりとサポートいたします。

3つの安心

アイオーの3つの安心とは

(1)NAS専用HDDを採用し3年保証を実現

NAS専用HDD

本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。

(2)NASを見守るサービス「NarSuS」でトラブルを早期発見

NarSuS

お客様に代わってNASの状態をネットワーク経由で、見守るクラウド管理サービス「NarSuS(ナーサス)」を無償提供。設置場所を問わず複数台のNASを一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減できます。

■LAN DISK Zに接続された機器の状態も監視
NarSuSは、LAN DISK Z本体だけでなく接続された外付けハードディスクやUPSの状態も監視することができます。シュナイダーエレクトリック社およびオムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSをご利用の場合、バッテリー劣化を含めた詳細情報を取得、停電の際にバッテリー不良で電源供給されないといった事故を未然に防ぐことができます。(※1)

NarSuSイメージ

※1 本機能をご利用いただく際には、各社が提供する自動シャットダウンソフトとの併用を推奨します。以下の対応UPS 用自動シャットダウンソフトと併用すると、多くの通知を即時に受け取ることができます。
※2 対応機種は、対応UPS一覧をご確認ください。

NarSuS管理画面TOP

■トラブル時の正常復帰をサポート
NarSuSは万一のトラブル発生の際にも状況に合わせた対応ガイド表示で強力にサポート!イラストつきのガイド表示にしたがって操作を進めれば、バックアップの再構築やHDD交換など、迷うことなく対処が可能です。

NarSuS復旧ガイダンスイメージ

「NarSuS」の詳細はこちら

(3)万が一のトラブル発生時にも、頼れるアイ・オーの対応力

アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。LAN DISK Zなら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを派遣します。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)の詳細はこちら

ISSイメージ

オムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSがアイオー・セーフティ・サービスに対応
UPSを当社が保守対応することで、これまで機器メーカー毎に異なっていた問い合わせ先が集約され、万が一の場合の対処がスムーズになります。さらに、保守には本体の修理だけでなくバッテリー交換も含まれるため、別途交換サービスをお申込みいただく必要がありません。

詳細はこちら

ラックへの取り付け方法

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Windows Storage Server搭載NAS「LAN DISK Z」導入事例【OKUTA(オクタ)】

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