HDL-Z4WPIXシリーズは、10GbEおよびインテル Core i3を搭載し、OSにWindows Storage Server 2016 Standard Editionを採用した法人向けNASです。
10GbEの高速通信は長時間化するサーバーバックアップ時間の短縮を実現します。また、クラウド型NAS管理サービス「NarSuS(ナーサス)をご利用いただくことで、全国拠点に設置されているLAN DISKを管理者の手元のPCで一括管理ができ、システム管理者の運用負担軽減に貢献します。
商品をより安心してご使用いただくため、HDDを含めてご購入より3年間保証いたします。
※表記の容量は、装置容量です。使用するRAIDモードによって、利用可能な容量は異なります。詳しくは、本ページ下部の特長をご覧ください。
型番 | JANコード | 仕様 | 価格 | 保守 | サポート/取説 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
HDL-Z4WP4IX | 4957180133997 | 4TB | ¥363,000 (税抜¥330,000) |
2022/4/27生産終了 後継品HDL4-Z22SI3B04 | ||
HDL-Z4WP8IX | 4957180134000 | 8TB | ¥393,800 (税抜¥358,000) |
2022/4/27生産終了 後継品HDL4-Z22SI3B08 | ||
HDL-Z4WP16IX | 4957180134017 | 16TB | ¥470,800 (税抜¥428,000) |
2022/4/27生産終了 後継品HDL4-Z22SI3B16 |
本商品は、10GbE対応のLANポートを標準搭載しており、高速な10GbE環境を追加増設なくご利用いただけます(※)。また、10GbE対応のLANポートはマルチギガビット対応のため、既設のLANケーブル(カテゴリ5e)の環境でも5GbEや2.5GbEでご利用可能です。
※ 10GbEの通信には、10GbE対応スイッチと添付のlanケーブル(カテゴリ6a)、または当社製10GbE対応lanケーブルをご利用ください。
※ 測定値は下記の測定環境のもとで得られた結果であり、必ずしもすべての動作環境で同様の結果が得られることを保証するものではありません。
測定方法:下記の測定環境のもと、4GB × 1個のファイルをエクスプローラーを使い本商品へコピー
測定環境:Dell Inc. OptiPlex 7020、CPU:Intel(R) Core(TM) i7-4790 CPU 3.60GHz、メモリー:8.00GB、ドライブ:Samsung 850 EVO 1TB MZ-75E1T0、NIC:ET10G-PCIE(I-O DATA 10GbE NIC)、OS:Microsoft Windows 10 Enterprise
ファイルサイズ別の転送速度
ファイルサイズが4GBを超える場合の転送速度の変化は以下のとおりです。
使用機材 | Dell Inc. OptiPlex 7020、CPU:Intel(R) Core(TM) i7-4790 CPU 3.60GHz、メモリー:8.00GB、ドライブ:Samsung 850 EVO 1TB MZ-75E1T0、NIC:ET10G-PCIE(I-O DATA 10GbE NIC)、OS:Microsoft Windows 10 Enterprise |
---|---|
転送速度計算方法 | 該当のファイルと0バイトのファイルをコピーし、PowerShellからファイルコピーした時刻を入手。それぞれの時刻の差分を取り、それを該当ファイルの転送時間(sec)とする。転送速度=ファイルサイズ(MB)÷転送時間(sec) の式で転送速度を入手。追加試験は複数回実施して平均値を記録。 |
ネットワーク環境を高速化する10GbE対応ラインアップ
・マルチギガビット対応8ポート10Gスイッチ BSH-10G08
・10ギガビット&マルチギガビット対応LANアダプター ET10G-PCIE
・10G対応 ストレートLANケーブル LC-10Gシリーズ
本商品は、CPUにインテル Core i3 プロセッサー(3.30GHz Dual Core)と8GBのメモリーを採用することで、10GbEの高速通信で高いパフォーマンスを発揮します。もちろんバックアップソフトやウイルス対策ソフトをインストールした場合も快適にご使用いただけます。
本商品をご利用いただくことによりサーバー管理者が直面しているバックアップの課題解決に貢献します。
直面する課題 | 課題の内容 | LAN DISK Zを使った解決策 |
管理者の負荷増大 | システムが増えるにつれ、システム単位によるバックアップの手間が増加する | LAN DISK Zにバックアップ先を集約することで、機器管理の手間を軽減 |
バックアップ時間の長時間化 | データ量の増加に伴いバックアップが長時間化、夜間だけではバックアップが終わらない | 10GbE対応のLAN DISK Zを利用することでバックアップ時間を約23%短縮 |
バックアップ先の肥大化 | 複数世代のバックアップデータを保存するためストレージの容量がひっ迫 | 大容量HDD搭載のLAN DISK Zを利用いただくことで容量の問題を解決 |
測定方法:Arcserve UDP Ver.65を資料してシステムドライブ(約40GB)をフルバックアップした時の所要時間
【バックアップ元】本体:FUJITSU PRIMERGY TX2550 M4、CPU:Intel(R) Xeon(R) Silver 4110 CPU 2.10GHz、メモリー:64.0GB、NIC:Intel(R) Ethernet Converged Network Adapter X550-T2、OS:Microsoft Windows Server 2016 Standard
富士通PRIMERGYと動作検証を行い、検証事例、製品リスト情報については以下の富士通サーバ ISV/IHV技術情報に掲載されました。
NarSuS(ナーサス)は、お客様に代わってNASの状態をインターネット経由で見守るクラウド管理サービスです。設置場所を問わず複数台のNASを手元のPCで一括管理できるので、管理者の負担を大幅に軽減できます。
■LAN DISK Zに接続された機器の状態も監視
NarSuSは、LAN DISK Z本体だけでなく接続された外付けハードディスクやUPSの状態も監視することができます。シュナイダーエレクトリック社およびオムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSをご利用の場合、バッテリー劣化を含めた詳細情報を取得、停電の際にバッテリー不良で電源供給されないといった事故を未然に防ぐことができます。(※1)
※1 本機能をご利用いただく際には、各社が提供する自動シャットダウンソフトとの併用を推奨します。以下の対応UPS用自動シャットダウンソフトと併用すると、多くの通知を即時に受け取ることができます。
※2 対応機種は、対応UPS一覧をご確認ください。
■トラブル時の正常復帰をサポート
NarSuSは万一のトラブル発生の際にも状況に合わせた対応ガイド表示で強力にサポート!イラスト付きのガイド表示にしたがって操作を進めれば、バックアップの再構築やHDD交換など、迷うことなく対処が可能です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
「Windows Storage Server 2016」は、Windowsサーバーをベースとしたファイルサーバー専用のOSです。特にActive Directoryを導入している環境でサーバーおよびクライアントと高い親和性があります。
■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
Active Directory連携の詳細はこちら
■CALが不要だから低コスト!
Windows Serverの場合、アクセスするクライアントの分だけCAL(Client Access License)の購入が必要ですが、Windows Storage Serverの場合はCALが不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。
■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
対応ソフトウェアはこちらを参照ください。
LAN DISK対応ソフトウェア一覧
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.1.1」に対応。クライアントOSがWindows 10の場合、機能を最大限に利用できます。
プロトコルの詳細はこちら
Windows Storage Server 2016は、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。
データ重複除去機能により、データ使用容量を削減できます。ブロック単位で比較して重複除去し、定型フォーマットを使った類似データなどに特に効果を発揮します。
圧縮効率は従来のZIPファイル圧縮やNTFS圧縮よりも高く、50%(一般のファイルサーバー用途)~90%以上(仮想マシンの仮想ハードディスクライブラリなど)のディスク領域を節約し(※)、コストを抑制できます。
※マイクロソフト社の資料から抜粋
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除した ファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。
リレーNASとはLAN DISK Zを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、LAN DISK Zの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なLAN DISK Zのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!EOSを迎えたWindows Server OSを搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。
Windows Storage Server 2016 Standard Editionの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、当社のLAN DISK Zシリーズ、およびLAN DISK H、Xシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
クライアントPCのデータを一元的にバックアップできるNASには、バックアップソフトが欠かせません。本商品ご利用のお客様は、クライアントPC用バックアップソフトもご利用いただけます。
※ソフト本体とライセンス情報は、ユーザー登録サイト 「IOPortal」より提供しております。
<ActiveImage Protector Desktop Edition>
・クライアントPCのハードディスクを読み出し、圧縮してLAN DISKに送信
・データだけでなく、Windows システム・アプリケーション・設定情報も含めたバックアップが可能(イメージバックアップ)
・何も書かれていない状態のハードディスクに復元することも可能(ベアメタルリカバリー対応)
・容量が足りなくなった場合でも、LAN DISKにバックアップされていたイメージを大容量ハードディスクに復元することで容易に容量拡張が可能
・クライアントインストール数3ライセンス
ActiveImage Protector Desktop Editionのシステム要件は、アクティファイ社サイトを参照ください。※対応OSは<オペレーティング システム(デスクトップ)>をご確認ください。
●商品版との違い
・機能: 商品版と同じ
・サポート体制: 1年間の通常サポート
【年間サポートサービス】
技術サポートサービス:アクティファイ社の営業日、サポート時間にemail、FAX、電話のお問い合わせに対応します。
アップグレードプロテクション:ご契約期間中にアップグレードがあった場合、アップグレード版を無償でダウンロードしていただけます。
4台のハードディスクを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくHDDの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。
RAIDシステムの詳細についてはこちらをご覧ください。RAIDの種類と概念
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、OS領域はデータ保存領域とは別のパーティションに保存され、データ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1で冗長性を確保しています。
※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
---|---|---|---|---|
利用可能な容量 | 4TBモデル | 4TB | 3TB | HDLZ-OP1.0R |
8TBモデル | 8TB | 6TB | HDLZ-OP2.0R | |
16TBモデル | 16TB | 12TB | HDLZ-OP4.0R | |
32TBモデル | 32TB | 24TB | HDLZ-OP8.0R |
本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。
マルチディスクモードは、4つのドライブを独立管理し各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。 3つのハードディスクドライブには共有データを保存し、残りの1つはバックアップに使用するなど、柔軟な運用ができます。
さらに、記憶域プール機能により複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用することも可能です。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。LAN DISK Zなら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを派遣します。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)の詳細はこちら
保守メニューの利用例
・官公庁、病院の場合
障害発生時に24時間以内の対応が必要、かつデータの機密性が高く修理・交換時でもHDDの外部持ち出し禁止のケース
・専任のシステム管理者がいる企業の場合
NASに接続するUPSも含めて部品交換を自社ですることで保守費用を節約したいケース
・店舗、小規模オフィスの場合
導入からメンテナンスまで、すべての作業を専門スタッフにまかせたいケース
NAS運用に保守メニューは必要?生まれ変わった「LAN DISK」でトータルコストが抑えられる!
2022年10月12日、アイ・オーの法人向けNAS「LAN DISK(ランディスク)シリーズ」が生まれ変わりました。ビジネスにおける... 続きを読む