HDL4-Z19WCAシリーズは、Windows Server IoT 2019 for Storage Workgroup Editionを搭載した法人向けのファイルサーバーです。サーバーOSの機能を備えているため、高度な管理が必要なIT環境でのご利用に最適です。
企業用途に求められる24時間365日の稼働を前提とした筐体設計を行い、HDDを含めた3年保証を実現しています。
※表記の容量は、装置容量です。使用するRAIDモードによって、利用可能な容量は異なります。詳しくは、本ページ下部の特長をご覧ください。
ホワイトペーパーを公開中
Windows Server IoT 2019 for Storageで構築する企業向け最新ファイルサーバーを公開しています。
ダウンロードはコチラ
型番 | JANコード | 仕様 | 価格 | 保守 | サポート/取説 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
HDL4-Z19WCA-4 | 4957180141183 | 4TB | ¥166,100 (税抜¥151,000) |
2022/4/27生産終了 2020/6/1価格改定 後継品HDL4-Z22WATB04 | ||
HDL4-Z19WCA-8 | 4957180141190 | 8TB | ¥195,800 (税抜¥178,000) |
2021/10/27生産終了 2020/6/1価格改定 後継品HDL4-Z22WATB08 | ||
HDL4-Z19WCA-16 | 4957180141206 | 16TB | ¥272,800 (税抜¥248,000) |
2022/4/27生産終了 2020/6/1価格改定 後継品HDL4-Z22WATB16 | ||
HDL4-Z19WCA-32 | 4957180141213 | 32TB | ¥462,000 (税抜¥420,000) |
2022/4/27生産終了 2020/6/1価格改定 後継品HDL4-Z22WATB32 |
「Windows Server IoT 2019 for Storage」は、Windows Server 2019をベースとしたファイルサーバー専用のOSです。法人向けNAS筐体にプリインストールされ、Windows Server 2019のファイルサーバーを構築する場合と同等の環境をご提供します。Windows Server管理者にとっては、新たな操作や設定を覚える必要がなく、効率的なシステム運用が可能です。
企業などで広く利用されているActive Directory環境において親和性がよく、高度な管理が必要なIT環境でのご利用に最適です。
【代表的な管理機能】
・Active Directoryドメインへの参加
・共有リソースへのアクセス制御
・グループポリシーによる管理
・Windows Serverの標準的な管理ツールによるローカルおよびリモート管理
・Windows UpdateやWindows Server Update Services(WSUS)による更新管理
・最新OSに搭載された⾼度なセキュリティ機能
■1,000人を超える大規模なActive Directoryでも運用できる
Active Directory環境の場合、登録されているユーザー情報を利用してファイル・フォルダーへのアクセス権限を設定可能。ユーザー情報を新たに設定する必要がなく、更新・管理の工数が少なくできるほか、複数台を導入した際も同じユーザー情報を各々に登録する必要がありません。
Active Directory連携の詳細はこちら
■CALが不要だから低コスト!
本商品は、本体価格にWindows Server IoT 2019 for StorageのOSライセンス費用が含まれており、利用の際に追加のCAL(Client Access License)が不要なため低コストで導入が可能です。また、クライアント数を増やす場合も追加費用が掛かりません。
※ Active Directory環境下では、Active Directoryサーバーに接続するためのCALの購入が必要です。
■必要なソフトウェアをインストール可能
各種バックアップやウイルス対策ソフトをインストールしてご利用いただけます。
対応ソフトウェアはこちらを参照ください。
LAN DISK対応ソフトウェア一覧
最新のファイル共有プロトコル「SMB 3.1.1」に対応。クライアントOSがWindows 10の場合、機能を最大限に利用できます。
プロトコルの詳細はこちら
Windows Server IoT 2019 for Storage Windows Storage Server 2016 |
Windows Storage Server 2012 R2 | Windows Storage Server 2012 | |
---|---|---|---|
Windows 10 Windows Server 2019 Windows Server 2016 |
SMB 3.1.1 | SMB 3.02 | SMB 3.0 |
Windows 8.1 Windows Server 2012 R2 | SMB 3.02 | SMB 3.02 | SMB 3.0 |
Windows 8 Windows Server 2012 | SMB 3.0 | SMB 3.0 | SMB 3.0 |
Windows 7 Windows Server 2008 R2 | SMB 2.1 | SMB 2.1 | SMB 2.1 |
Windows Server IoT 2019 for Storageは、OS標準のマルウェア対策ソフト「Windows Defender」を無償でご利用いただけます。サードパーティー製のソフトがインストールされていない場合に有効化してご使用いただけます。
本商品は、CPUにインテル Celeron プロセッサー(1.60GHz Quad Core)、4GBのメモリーを採用したスタンダードモデルです。ユーザーからの同時接続が多い時も高いパフォーマンスを発揮し、大規模オフィスでの利用に最適です。
4台のハードディスクを搭載し、RAID 5(出荷時設定)およびRAID 0(ストライピング)を構成可能です。RAID 5を構成時には、4台のうち1台のハードディスクが故障した場合にも、ハードディスクを交換することでデータを損失することなく復旧が可能です。また、ファイルサーバーを停止することなくHDDの交換ができるホットスワップ機能にも対応しています。
RAID 0 | RAID 5 (出荷時設定) |
交換用カートリッジ | ||
---|---|---|---|---|
利用可能な容量 | 4TBモデル | 4TB | 3TB | HDLZ-OP1.0R |
8TBモデル | 8TB | 6TB | HDLZ-OP2.0R | |
16TBモデル | 16TB | 12TB | HDLZ-OP4.0R | |
32TBモデル | 32TB | 24TB | HDLZ-OP8.0R |
万が一の事態にもシステムの安全な運用が可能なよう、ハードディスクのOS領域とデータ保存領域が別々のパーティションに分かれています。また、OS領域についてはデータ領域のRAID設定にかかわらずRAID 1が設定され、冗長性が確保されています。
※OS領域は約100GBとなります。
※RAIDモード時はOS領域とデータ保存領域以外のパーティションを作成することはできません。
マルチディスクモードは、4つのドライブを独立管理し各ドライブにドライブレターを割り付けするモードです。 3つのハードディスクドライブには共有データを保存し、残りの1つはバックアップに使用するなど、柔軟な運用ができます。
さらに、記憶域プール機能により複数のディスクをまとめて大容量の仮想ディスクとして利用することも可能です。
どちらか一方のLANポートに異常が発生した場合は、残ったLANポートで運用を継続。サービスを停止することなくご利用いただけます。
4つのLANポートを搭載しているので、セグメントの異なるネットワークの間で共有利用することが可能です。
リレーNASとはLAN DISK Zを2台(マスター/スレーブ)用意し、マスターが故障した場合はスレーブを昇格させることで、ダウンタイムを最小限に抑えるバックアップ構成です。データはもちろん設定情報も同期するため、ユーザーに与える影響だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に減らすことが可能です。
情報の同期には、LAN DISK Zの同期ソフト「クローン for Windows」を使用します。
本商品は、バックアップやNASの買い替え時に便利なLAN DISK Zのバックアップソフト「クローン for Windows」を無償でご利用いただけます。「クローン for Windows」をご利用いただくことにより、スケジュールでの同期が可能となります。さらにMicrosoft Azureなどのクラウドストレージへのバックアップにも対応しており、災害対策としてもご活用いただけます。
<クローン for Windowsの特長>
■設定情報やユーザー情報もバックアップでき、故障時もすぐに復旧できる。
■サポート終了対策!EOSを迎えたWindows Server OSを搭載したサーバーからのデータ移行にも最適。
■クラウドストレージサービスへのバックアップ対応で災害対策もできる。
「クローン for Windows」の詳細およびダウンロード方法はこちらからご確認いただけます。
Windows Server IoT 2019 for Storageの標準機能である“Windows Serverバックアップ”で、毎日の本体のバックアップを自動で行うことが可能です。また、バックアップ用HDDはBitLockerによりデータを暗号化することで、盗難等による情報漏えいを防ぐことができます。
※Windows Serverバックアップは16TB以上の容量に対応していません。
※NASをバックアップ先とする場合、当社のLAN DISK Zシリーズ、およびLAN DISK H、Xシリーズのみご利用可能です。
※ネットワーク上の共有フォルダーにバックアップを作成する場合は、毎回上書きフルバックアップとなります。
Microsoft Azureを利用してファイルやフォルダーをバックアップすることができます。そのため、クラウドストレージを利用した災害対策としても利用することができます。
※この機能を利用するには、事前にMicrosoft Azureとの契約が必要です。
※Microsoft Azureに関する詳細はMicrosoft Azureのホームページをご覧ください。
クライアントPCのデータを一元的にバックアップできるNASには、バックアップソフトが欠かせません。本商品ご利用のお客様は、クライアントPC用バックアップソフトもご利用いただけます。
※ソフト本体とライセンス情報は、ユーザー登録サイト 「IOPortal」より提供しております。
<ActiveImage Protector Desktop Edition>
・クライアントPCのハードディスクを読み出し、圧縮してLAN DISKに送信
・データだけでなく、Windows システム・アプリケーション・設定情報も含めたバックアップが可能(イメージバックアップ)
・何も書かれていない状態のハードディスクに復元することも可能(ベアメタルリカバリ対応)
・容量が足りなくなった場合でも、LAN DISKにバックアップされていたイメージを大容量ハードディスクに復元することで容易に容量拡張が可能
・クライアントインストール数3ライセンス
ActiveImage Protector Desktop Editionのシステム要件は、アクティファイ社サイトを参照ください。※対応OSは<オペレーティング システム(デスクトップ)>をご確認ください。
●商品版との違い
・機能: 商品版と同じ
・サポート体制: 1年間の通常サポート
【年間サポートサービス】
技術サポートサービス:アクティファイ社の営業日、サポート時間にemail、FAX、電話のお問い合わせに対応します。
アップグレードプロテクション:ご契約期間中にアップグレードがあった場合、アップグレード版を無償でダウンロードしていただけます。
Windows Server IoT 2019 for Storageは、Windowsサーバー環境と連携することで様々な機能を利用することが可能です。
ハードディスクなどの記憶装置の接続で利用されるSCSIコマンドを、ネットワーク上で受け渡しができるようになるiSCSIターゲット機能を利用可能。
本商品をiSCSIターゲットとして設定することにより、既存サーバーの容量増設、バックアップ先ストレージとして利用も可能です。仮想ディスクの最大容量は64TBまで作成できます。
iSCSIターゲット機能により、本商品上に作成した仮想ディスク(VHDX)をiSCSIストレージとして提供することができます。
※iSCSIストレージを利用するには、iSCSIイニシエーターが必要です。iSCSIイニシエーターは次のOSで標準サポートされています。(Windows 8以降、Windows Server 2008以降)
管理者が設定したスケジュールに基づいて、自動で本商品の共有フォルダーのシャドウコピーが作成できます。これにより、ユーザーが誤ってファイルを削除してしまった場合などに、履歴をさかのぼって削除したファイルをエクスプローラーやMicrosoft Officeなどの主要なアプリケーションから自分で直接復元できます。
<本体から直接メンテナンスする>
本体背面のHDMIおよび、USBポートにそれぞれディスプレイとUSBキーボード・マウスなどを接続して操作します。ネットワークに接続する前や、ネットワークの障害などでリモートデスクトップ接続が利用できない場合に有効な設定方法です。
<遠隔からメンテナンスする>
本体を直接操作することなく、ネットワークを経由して遠隔操作を行うことが可能です(リモートデスクトップ接続)。設置場所に液晶ディスプレイやキーボードなどの入力機器を設置する必要がなく、管理者が自席から対象機を操作することができるので便利です。
インストール済の管理ソフト“ZWSマネージャー”で各種の設定を変更することが可能です。
<ZWSマネージャーで設定可能な項目>
設定可能項目 | 備考 |
---|---|
RAIDモードの変更 | データボリュームのRAIDモードを変更できます。 |
本体ファン回転数と内部温度 | 本体ファン回転数と内部温度が確認できます。 |
メール設定 | 本体の情報を発信するメール通知の設定が行えます。 <温度異常の通知> <ハードディスク障害> <FAN 異常>など |
Func.ボタン設定 | 本体前面のFunc.ボタンにアプリケーションを割り当てられます。 <Func.ボタン> |
HDDアンプラグ設定 | ハードディスクの故障時に、故障ハードディスクの取り外し処理を行うことができます。 |
スケジュール設定 | NASを起動・終了する曜日や時刻の設定ができます。 |
省電力設定 | 内蔵・外付けの各ディスクに対してアクセスされなくなってから、スピンダウンを実施するまでの時間を設定できます。 |
信頼性の高いハードウェアをはじめ、毎日の運用を支援するソフトウェアからサービスまで、ビジネスNASに求められる全ての要素を万全の体制でしっかりとサポートいたします。
本商品は、24時間・常時稼働を前提に開発されたNAS専用ハードディスクを採用しています。これにより、ハードディスクを含む長期3年保証を実現しています。
お客様に代わってNASの状態をネットワーク経由で、見守るクラウド管理サービス「NarSuS(ナーサス)」を無償提供。設置場所を問わず複数台のNASを一括管理できるので、管理者の負担を大幅に削減できます。
■LAN DISK Zに接続された機器の状態も監視
NarSuSは、LAN DISK Z本体だけでなく接続された外付けハードディスクやUPSの状態も監視することができます。シュナイダーエレクトリック社およびオムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSをご利用の場合、バッテリー劣化を含めた詳細情報を取得、停電の際にバッテリー不良で電源供給されないといった事故を未然に防ぐことができます。(※1)
※1 本機能をご利用いただく際には、各社が提供する自動シャットダウンソフトとの併用を推奨します。以下の対応UPS 用自動シャットダウンソフトと併用すると、多くの通知を即時に受け取ることができます。
※2 対応機種は、対応UPS一覧をご確認ください。
■トラブル時の正常復帰をサポート
NarSuSは万一のトラブル発生の際にも状況に合わせた対応ガイド表示で強力にサポート!イラストつきのガイド表示にしたがって操作を進めれば、バックアップの再構築やHDD交換など、迷うことなく対処が可能です。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)は、対象商品をより長く安心してご利用いただくために、万が一の場合の保守を実施する有償保守サービスです。ご導入から運用まで充実のサービスをご用意し、ワンストップでご提供いたします。LAN DISK Zなら当日オンサイトサービスに対応。最短でご連絡いただいた当日にスタッフを派遣します。
アイオー・セーフティ・サービス(ISS)の詳細はこちら
オムロン ソーシアルソリューションズ社製UPSがアイオー・セーフティ・サービスに対応
UPSを当社が保守対応することで、これまで機器メーカー毎に異なっていた問い合わせ先が集約され、万が一の場合の対処がスムーズになります。さらに、保守には本体の修理だけでなくバッテリー交換も含まれるため、別途交換サービスをお申込みいただく必要がありません。
Edition間での利用可能なOS機能の違いはこちら(簡易比較表)をご覧ください。
詳細はEULA(英語版)をご確認ください。
NAS運用に保守メニューは必要?生まれ変わった「LAN DISK」でトータルコストが抑えられる!
2022年10月12日、アイ・オーの法人向けNAS「LAN DISK(ランディスク)シリーズ」が生まれ変わりました。ビジネスにおける... 続きを読む