業務効率化が求められる昨今、情報共有の手段としてのNASは非常に重要な役割を果たしています。それに伴い、共有された業務データはいつでも使えることが求められますが、万が一NASが故障してしまった時の影響は大きく、ビジネスリスクに直結します。アイ・オーでは「リレーNAS」を通じて、その課題にお応えします。
マスター・スレーブ(メイン・バックアップ)の2台構成で、マスターが故障した場合にスレーブをマスターに昇格させることで、ユーザーに影響を与えることなくビジネスを継続できるバックアップ構成です。データだけでなく設定情報も同期するため、ダウンタイム短縮だけでなく、復旧にかかわる工数も大幅に削減いたします。
さらに、NASの状態を24時間見守る管理機能「NarSuS」や、有償保守サービスで迅速な復旧をサポートいたします。
2台構成の
同時利用とUPS
NASの状態を見守る
リレーNAS
保守パック
「リレーNAS」構成にはオリジナルOS搭載のLAN DISK Hシリーズ、およびWindows Storage Server 搭載のLAN DISK Zシリーズがおすすめです。
LAN DISK Hシリーズのクローン機能では、データはマスターからスレーブへリアルタイムにレプリケーションされ、設定情報はマスターに変更があると、その都度スレーブへ同期されます。マスターに障害が発生したときも、[自動切替機能]で自動的にスレーブがマスターに切り替わり、業務を継続できます。
(リアルタイム同期)
LAN DISK Zシリーズの同期ソフト「クローン for Windows」はマスターのデータボリュームやフォルダーを定期的にスレーブに同期し、データの同期と同時にマスターの設定情報もスレーブに同期します。万が一、マスターが故障した場合でも、あらかじめ同期しておいたマスターの設定情報をもとにスレーブをマスターに昇格させることで、迅速に業務を復旧させることができます。
(1日1回のスケジュール同期)
同系統のNASを2台使用して、マスター・スレーブ構成をとります。保存データだけでなく、設定情報も同期することで、スレーブに切り替えた時も再設定は不要です。
対象NAS | 同期方法 |
---|---|
LAN DISK H | クローン機能 |
LAN DISK Z | クローン for Windows |
大切なデータを何重にもバックアップしても、停電などが発生すると、HDDにダメージを与え、最悪の場合データ消失につながります。対応UPS(無停電電源装置)で予期せぬ電源トラブルに備えましょう。
マスターにトラブルが発生すると、自動的にスレーブがマスターに切り替わり、業務を継続します。クライアントPC側も設定変更などは一切不要で、いつも通り利用することができます。
対象NAS | 切替方法 |
---|---|
LAN DISK H | 自動切替※もしくは手動切替 |
LAN DISK Z | 手動切替 |
マスターの故障状態は、NASの状態管理機能「NarSuS」によって管理者にメールで通知されます。NarSuS上では障害の内容と対処方法が分かりやすくイラスト付きで表示されるため、迅速にトラブルに対処できます。
対処方法が分からないとき、有償保守「アイオー・セーフティ・サービス」へご加入いただいていれば、専門のスタッフがスピーディーに対応いたします。 部品の交換など最短で当日の対応が可能です。
2台セットでリーズナブルに加入できるオンサイト保守「リレーNAS保守パック」をご用意しております。通常の保守サービスの場合、保守対象商品1台につき1つの保守サービスのご購入が必要となりますが、リレーNAS保守パックでは、1つでNAS2台分の保守サービスが受けられます。 保守サービスの詳細はこちら
切り替えた旧スレーブをマスターとし、修理が完了し復旧した旧マスター(または新しいNAS)をスレーブとして再びリレーNAS構成を構築します。リレーNAS構成によってNASの故障によるトラブルに悩まされることなく、お客様本来の業務に注力できます。