Chromecast with Google TVでWEBカメラやSDカードが使える！USB PD対応ハブ「US2C-HB2/PD」

（写真）大画面でテレビ電話

（記事公開日：2022年3月28日）

「Chromecast with Google TV」は、HDMI端子を搭載したテレビやディスプレイで、YouTubeやNetflixなどのネット動画視聴をはじめとした色々なアプリを使うことができるようになる、“ストリーミングデバイス”です。人気のある商品ですが、周辺機器を接続するためのUSBポートがありません。

今回ご紹介するUSB PD対応 USB Type-Cハブ「US2C-HB2/PD」と組み合わせることにより、「Chromecast with Google TV」にUSBカメラやUSBメモリーなどの周辺機器を増設したり、SDカードのなかの写真データなどを読み取ったりすることができます。
※2022年3月24日時点の記事
※Chromecast with Google TVの仕様アップデート等により、本使用方法は予告なく変更になる場合がございます。

（写真）USB PD対応 USB Type-Cハブ「US2C-HB2/PD」

「Chromecast with Google TV」＋「US2C-HB2/PD」を使って、今回、次の3つのことをやってみたいと思います。

Chromecast with Google TVとは

Chromecast with Google TVをお持ちでない方のために、かんたんにご紹介します。テレビやPCディスプレイのHDMI端子に接続して、豊富な映画やビデオをオンデマンド配信で楽しめる商品です。

Chromecast with Google TVには「Android TV OS」が搭載されており、アプリをインストールして、機能を拡張することができるデバイスで、従来のテレビやディスプレイがスマートテレビのように使えるようになります。

（写真）Chromecast with Google TV（左：本体　右：リモコン）

「US2C-HB2/PD」基本機能のご紹介

●USB Standard A（USB 2.0） ×2端子／SDカードスロット、microSDカードスロット
「US2C-HB2/PD」は、USBポートを2つ搭載しているため、WEBカメラ、USBメモリー、外付けHDD、マウスやキーボードなどの各種USB機器を本商品１つで接続できるようになります。さらに、SDカードとmicroSDカードリーダーのスロットも搭載しているので、カメラやビデオカメラで撮影した写真や動画も見ることができます。

（写真）「US2C-HB2/PD」の正面
USB×2端子／SDカード・microSDカードのスロットを搭載

本体のサイズは、約110（W）×39（D）×16（H）mm（※ケーブル部除く。）とコンパクトです。ケーブルは紛失の心配のない直付けタイプで、長さはゆったり40cmあるので、取り回しがしやすくなっています。

（写真）コンパクトサイズ

（写真）スマホ（XPERIA 1）と並べて比較

●マルチOS対応
マルチOS対応で、WindowsやMacBook、Chromebookなどのパソコンをはじめ、Chromecast with Google TVでも利用できます。

最大60WのUSB PD（Power Delivery）にも対応しているので、USB Type-CのACアダプター（別売）を接続することにより、パソコンを充電でき、Chromecast with Google TVに給電ができます。

（写真）マルチOS対応　USB PD（Power Delivery）にも対応

「Chromecast with Google TV」＋「US2C-HB2/PD」で
利用用途が広がる

「Chromecast with Google TV」＋「US2C-HB2/PD」の2つの機器の接続は、次の画像のようになります。

「Chromecast with Google TV」をテレビのHDMI端子と接続します。

（写真）「Chromecast with Google TV」とテレビの接続

「US2C-HB2/PD」から出ているUSB Type-Cケーブルを「Chromecast with Google TV」に接続します。

（写真）「US2C-HB2/PD」と「Chromecast with Google TV」の接続

Chromecast with Google TV付属のACアダプターを使って「US2C-HB2/PD」にコンセントから給電します。

（写真）「US2C-HB2/PD」からChromecast with Google TV付属のACアダプターを使ってコンセントへ接続

接続後、「Chromecast with Google TV」を起動するとホーム画面が表示されます。

（写真）「Chromecast with Google TV」を起動したホーム画面

あらかじめ、メニュー［アプリ］から必要なアプリをダウンロード、インストールしておきます。

（写真）必要なアプリのインストール

これで準備が整いましたので、増設されたUSB端子とSDカードスロットを使ってみたいと思います。

① USB接続のWEBカメラをつないでテレビ電話する

増設されたUSB端子に、マイク内蔵WEBカメラ「GP-UCAM2FA」を接続し、アプリは「Google Duo」を使ってテレビ電話をしてみます。接続のイメージは次のようになります。

（接続イメージ）テレビ電話

（写真）使用したマイク内蔵WEBカメラ「GP-UCAM2FA」

「GP-UCAM2FA」に接続したWEBカメラは、テレビの上面にひっかけて、ちょうど良い角度に固定します。

（写真）テレビに設置したWEBカメラ

アプリ「Google Duo」を起動し、通話相手を呼び出すと、すぐにつながりました。テレビを使ったテレビ電話は初体験でしたが、さすがの大画面だけあって、家族みなさんの様子が良く分かります。

（写真）テレビ電話

いつものリビングのテレビが、かんたんにテレビ電話になりました。操作も「Chromecast with Google TV」のリモコンだけでOKです、友達や田舎のおじいちゃん、おばあちゃんとの通話には、とっても便利に使えそうです。

② USBメモリーやSDカードの写真・動画を大画面で見る

USBメモリーやSDカードを挿入すれば、写真や動画を「Chromecast with Google TV」のリモコンで操作して見ることができます。
※FAT32フォーマットのみ使用可能です。

アプリはファイラーアプリ「File Commander」または「VLC」を使います。接続のイメージは次のようになります。

（接続イメージ）写真や動画を見る

（写真）使用したUSBメモリー「U3-PSHシリーズ」とSDカード「SDH-UTRシリーズ」

「US2C-HB2/PD」にUSBメモリーとSDカードを挿入します。

（写真）「US2C-HB2/PD」にUSBメモリーとSDカードを挿入

アプリ「File Commander」を起動すると、USBメモリーとSDカードが認識されるので、リモコンを使って、パソコンのエクスプローラーの操作と同じように、フォルダーから選んで写真や動画を見ることができます。

（写真）「File Commander」を起動した画面

下記の画像はSDカード内の写真データを見ているところです。一覧から見たい写真を選べば、画面いっぱいに表示されます。

（写真）写真一覧

（写真）大画面で写真を見る

アプリ「VLC」をご利用の場合も、「File Commander」と同様に、USBメモリーとSDカードが認識されるので、フォルダーから選んで写真や動画を見ることができます。

（写真）アプリ「VLC」の画面

デジカメで撮影した写真も、SDカードを挿すだけで大画面に表示できます。お出掛けから帰って、夕食を食べながら家族みんなで本日の振り返りを手軽に楽しめます。

③ USB接続のDVDドライブをつないで、音楽CDを聴く・DVD鑑賞する

Android TV用DVDドライブ（DVRP-U8ATV）を使えば、「Chromecast with Google TV」でCDを歌詞表示しながら聴いたり、DVDビデオを視聴したりすることができます。接続のイメージは次のようになります。
※DVDドライブの電源が足りない場合、バスパワーUSB機器用ACアダプター「USB-ACADP5R」が必要な場合があります。

（接続イメージ）DVDを観る・CDを聴く

（写真）Android TV対応DVDドライブ「DVRP-U8ATV」

「US2C-HB2/PD」にDVDドライブ「DVRP-U8ATV」を接続します。

（写真）DVDドライブ「DVRP-U8ATV」と「US2C-HB2/PD」の接続

歌詞表示をしながら音楽CDを聴くことができる

音楽CD を聴くためにはアプリ「CDレコ」を使います。DVDドライブに聴きたい音楽CDをセットし、メニューから［CD］－［再生］を選択します。Gracenote^®のGracenote MusicID^®技術により曲情報を自動取得してくれます。

（写真）DVDドライブに音楽CDをセット

曲情報が取得されると再生が始まります。写真のように、画面左側に曲情報、右側に歌詞を表示しながら音楽を再生してくれるので、画面で楽しむことができる新しいスタイルのCDプレーヤーです。

表示される歌詞は、曲に合わせて色が変わるので、まるでカラオケボックスで歌っているかのように、大画面で楽しむことができます。

（写真）CDレコの表示画面

（写真）家族でカラオケみたいに楽しめる

テレビで音楽が聴け、歌詞も同時に見られるので、子どもから大人まで手軽に楽しむことができる音楽の聴き方だと思います。

もちろん、DVD鑑賞もできる

DVDレコーダー・プレーヤーをお持ちでない方にとっては、手軽に大画面テレビでDVD鑑賞ができるようになります。従来のPCに接続して利用する外付けDVDドライブの場合は、テレビに接続しても利用できませんが、「DVRP-U8ATV」なら可能です。

（写真）DVDドライブに映画DVDをセット

アプリ「DVDミレル」を起動し、映画DVD をセットします。DVDレコーダー・プレーヤーと同じように、リモコンを使って再生・停止などの操作ができます。

（写真）DVD鑑賞

ちなみに「DVRP-U8ATV」はパソコン利用もできます。最近のパソコンはDVDドライブが搭載されていないことが多いので、テレビ、パソコンの両利用※ができるのは、ちょっと得する感じがします。
※テレビ利用の場合は、Android TVへ直接つなぐか、または、今回の「Chromecast with Google TV」＋「US2C-HB2/PD」への接続になります。

「Chromecast with Google TV」をご利用の方、これから購入される方は、今回ご紹介した「US2C-HB2/PD」を使ったポートの増設はおすすめです。ネット動画を見るだけでなく、リビングのテレビの利用用途が広がっていきます。

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