内蔵ディスク 3 にバックアップする
【HDL2-HB シリーズのみ】
本製品の内蔵ディスク 3(HDD3)にカートリッジを追加し、そこへ本製品のバックアップを保存します。
この手順は HDL2-HB シリーズ専用です
他のモデルでは使えませんので、ご注意ください。HDD3 は電源を切らないとカートリッジ交換できません
必ず電源を切ってから、HDD3 にカートリッジを取り付けてください。※ HDD1 と HDD2 は本製品に電源が入った状態でカートリッジの交換が可能です。
HDD3 へのアクセスはできません
そのため HDD3 内のバックアップデータに直接アクセスすることはできません。
データを復元するには、一部のデータだけを取り出す か すべてのデータを復元するを参照してください。
本製品の容量 + 1 TB をおおよその目安としてご用意ください。
フロントパネルを取り外す
- 添付のロックキーを使って、アンロックする
- フロントパネルを上にスライドして外す
本製品の電源を切る
POWER ボタンを長押しせず、1 回だけ押します。
⇒ ランプが点滅し、しばらくすると消灯します。ランプが消灯すれば、電源が切れた状態です。warning注意POWER ボタンを長押ししないでください強制シャットダウンになり、故障やデータ消失の原因となります。
HDD3 のカバーを取り外す
カバーの裏面の上下にフックがあり、軽く固定されています。
カバーの下の方を軽く押し、取り外してください。
取りづらい場合は HDD2 を抜き、中からカバーを外側に押すことでスムーズに外れます。
(その後 HDD2 を元に戻してください。)取り付けるカートリッジの着脱レバーを固定されるまで上げる
HDD3 にカートリッジを取り付ける
- カートリッジを HDD3 の奥まで挿入する
(必要以上の力を加えないでください。故障の原因となります。) - 着脱レバーが「カチッ」と鳴るまで下ろす
- カートリッジを HDD3 の奥まで挿入する
POWER ボタンを押し、本製品の電源を入れる
⇒ STATUS ランプが緑点灯すれば、本製品の起動は完了です。フロントパネルを取り付ける
- フロントパネルを下にスライドして取り付ける
- 添付のロックキーを使って、ロックする
- 設定画面を開く
[ボリューム]→[内蔵ディスク3]→[フォーマット]をクリックする
[実行]をクリックする
⇒ これで HDD3 はバックアップ先として準備完了です。
lightbulb参考暗号化について詳しくは、暗号化についてをご覧ください。
warning注意しばらくの間、すべての共有フォルダーへアクセスできなくなりますフォーマット開始時やフォーマットの終了時は、しばらくの間すべての共有フォルダーへアクセスできなくなります(フォーマット中にはアクセスできます)。本製品にアクセスしていないことを確認してから実行してください。
lightbulb参考HDD3 の情報を確認する方法設定画面を開き、[情報・ログ表示]→[ボリューム情報]をご覧ください。
lightbulb参考フォーマット時間の目安HDLH-OPA8 で約 8 分 15 秒
再度設定画面を開く
※ フォーマットが終わるまでに設定画面を操作してから時間が経っています。設定画面を開き直してください。
[データバックアップ]→[バックアップ]をクリックする
※ 設定画面トップからの移動順です。
[追加]をクリックする
バックアップ設定の[ジョブ名]を任意で入力する
保存する[履歴数]を設定する
lightbulb参考履歴数バックアップの履歴を保存する数を設定します。
例えば、「10」に設定した場合、11 回目のバックアップ時に 1 回目の履歴は消去されます。
「0」に設定すると制限なく履歴を保存しますが、その分バックアップ先の容量を大きく使います。※「0」に設定した場合、バックアップデータは自動で消去されません。
定期的にバックアップデータを手動で削除してください。「スケジュール設定」をする
- [有効]にチェックをつける
- バックアップする曜日を選ぶ(複数指定が可能)
- バックアップする時刻を設定する(24時間制で指定)
※ アクセスのない時間帯に設定してください。
バックアップ中にバックアップ元やバックアップ先へアクセスすると、データ不整合により、バックアップに失敗する場合があります。※ 1 つのジョブのスケジュール動作中に、別のジョブの開始スケジュール時刻となった場合、後者のジョブが待機状態となり、その前のジョブが完了した後に続けて開始されます。
lightbulb参考多くのファイルに変更があった場合 についてこの機能は、ランサムウェア対策に有効です。
万一ランサムウェアに感染してしまった場合、バックアップしておいた安全なデータに戻すことが一つの対策となりますが、時間が経過しすぎてしまうと感染したデータしか残ってないという事態になってしまいます。
[ログに記録し通知する]にすると、NarSuS からの警告ログ通知で何らかの異常が発生している可能性を素早く認識でき、ランサムウェア感染前の状態にリカバリーする動きを取ることができます。それに加えて本製品からの通知も受け取れます。※[ログに記録する]にした場合は、サマリーログに記録するだけになります。詳しくは、バックアップをご覧ください。
lightbulb参考オプションについて追加(バックアップ)をご覧ください。
lightbulb参考除外ファイル/フォルダーについてバックアップしないファイルを設定したい場合、除外ファイルを設定します。
例えば「.temp」という拡張子のファイルをバックアップに含めたくない場合、「.temp」「で終わる」と設定することで除外することができます。「バックアップ元」を[ローカル(全ての共有フォルダー)]に指定する
⇒ 本製品内の全ての共有フォルダーをバックアップ対象に指定します(つないでいる USB HDD は対象外)。
lightbulb参考warning注意ご注意- macOS からアクセスする場合、フォルダー・ファイル名に「\\/:*?"<>|」を使わないようにご注意ください。使った場合、バックアップに失敗します。
- バックアップ元に設定できる共有フォルダーは 300 個まで指定できます。
バックアップ先に内蔵ディスク 3 を選ぶ
- 「バックアップ先」の「対象種別」で[内蔵バックアップ]を選ぶ
- 「内蔵ディスク」で[内蔵ディスク 3]を選ぶ
画面下の[保存]をクリックする
スケジュール設定をおこなった場合は、設定したスケジュールでバックアップを開始します。lightbulb参考スケジュール前に一度バックアップしておく[データバックアップ]→[バックアップ]の画面を開き、[バックアップ開始]をクリックしてください。
これで内蔵ディスク 3(HDD3)に本製品のデータをバックアップするようになりました。
本製品が弊社保守サービス ISS に加入している場合、増設したカートリッジを登録することで保守対象になります。
その場合は、こちらの Web ページに記載の方法でカートリッジを登録してください。
※ 上記 Web ページにログイン後、「空きスロットへの増設ドライブ登録」ボタンから追加登録してください。
※ カートリッジの追加登録をしていない場合、ISS 保守では本製品の本体のみが保守対象になります。
※ 登録できるカートリッジは 1 台です。
設定画面を開き、[情報・ログ表示]→[システムログ]をご覧ください。
「バックアップ」が「完了しました。」と表示されていれば、バックアップに成功しています。
●「バックアップに失敗しました。」と表示された場合
共有フォルダー「LAN DISK Log」にアクセスする
※[LAN DISK Log]には管理者権限がかかっています。管理者(admin)でアクセスしてください。(ユーザー名:admin パスワード:設定画面に入る際の管理者パスワード)
[Backup]→[“ジョブ名”]を開く
「“バックアップ日時” + “diff(または full)_failed.log”」というファイル名のログファイルを開く
※ 2024 年 8 月 21 日 00 時 00 分 00 秒にバックアップを開始した場合、「20240821000000diff_failed.log」というファイル名になります。
ログ内容を「Error」で検索し、検索に掛かった場合はバックアップ失敗ログ内容をご覧ください。
そのため HDD3 内のバックアップデータに直接アクセスすることはできません。
データを復元するには、一部のデータだけを取り出す か すべてのデータを復元するを参照してください。